プラチナ地金の価格が急騰していることは、2月14日の記事でお知らせしましたが、その流れは 変わりません。2月14日に1グラム7,002円だったプラチナ価格は,本日(3月6日)7,588円まで 約8%上昇しています。
ちなみに、年間平均価格は2005年3,245円、2006年4,337円、2007年5,001円と、毎年上昇して きたのですが、2008年に入り上げ足を早め、2か月で2千円も急騰したのです。
結婚指輪はプラチナの塊みたいなものです。1本あたりの重量はデザインやサイズによって3−10グラム と幅がありますが、ペアーで8−10グラム前後が標準的と言えるでしょう。ここ数年のプラチナの値上げに 合せて、多くのブランドは少しずつ、結婚指輪の価格改定をしてきました。おそらく、各社とも プラチナ価格が5,000円程度を想定しての価格設定になっているはずです。
さすがに、プラチナ価格が7,500円まで50%も急騰したら、どこも値上げを検討せざるを得ません。 プラチナは国際相場商品なので、安く購入することは不可能で、確実に商品コストがアップ、 損益の悪化に直結するからです。
今週、スタッフが各ブランドの店舗に電話で聞き取り調査を実施しました。以下、その結果です。
ティファニー : 2月13日に3種のみ10%程度値上げ、他は未定。 カルティエ : 未定(価格改定は、本国から2週間前に連絡が来る) 4℃ : 未定(実施の場合、HPで2週間前にお知らせ) 田崎真珠 : 未定(実施の場合、HPで2か月前にお知らせ) スタージュエリー : 5月1日値上げ(エンゲージは4月1日)、1本2-3万円の値上げ。 ミキモト : 未定(実施の場合は5月以降) シライシ : 3月中旬値上げ、1本5万円程度か アイプリモ : 3月1日値上げ、1本5000−10000円。 俄 : 4月1日値上げ、20%程度か。 Marriaged Marriage: 4月1日値上げ、値上げ幅は検討中。
実施予定の有無、値上げ幅等、各社まちまちです。結婚指輪の売上が全体に占める割合で 対応が変わっているようです。シライシや俄が大幅な値上げになるのもそのためでしょう。
シライシの値上げ幅は無茶苦茶のようですが、試算してみると、
2,500円(プラチナ値上げ幅)×10グラム(ペア重量)=25,000円(コストアップ) 25,000円÷0.341(原価率)=87,977円 87,977円×1.05(消費税)=92,375円
10万円近く値上げしないと、原価率が悪化し、会社(シーマ)の損益が悪化することになるのです。 上場企業はつらいよです。
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