職業柄、12月は全国のジュエリー売場を見て廻るのですが ティファニーの売り場に、結婚指輪(マリッジリング)の新作が登場 していてびっくりしました。
この結婚指輪、何と普通の甲丸リング(最もシンプルなデザインのリング)に 筆記体で”Tiffany&Co"と彫ってあるだけ。表面がフラットなタイプは文字がブロック体です。
甲丸リングはリングの基本デザインだから、ここで特徴を出すのはとても大変です。 微妙なフォルムや仕上がりだけで、そのブランドを表現しなければならない。 でも、それは一般的に識別するのが難しいものだから、甲丸リングがそのブランドの 看板商品になることはあまりないのです。
だから数年前に、ティファニーが甲丸リングに”ルシダ”の名前を付けて売り出した時は 感心した。こんな方法もあるんだ、頭いいなあと。 今回の新商品は、このルシダの表面にブランド名を刻印したものなのです。 (価格は刻印がない通常のルシダと一緒のようです)
ただ、今回はちょっと苦しさも見えてしまいます。 準備万端で臨まなければならない、クリスマスシーズン直前の値下げに次ぐ新発売。 7日に店頭でもらったカタログには掲載されていませんでした(価格の改定も間に合っていない)。
それにどうやらこの商品、日本だけの限定発売みたいです。 アメリカのサイトはもちろん、中国のサイトにも出ていない。(フラットタイプは各国あり) ここ数年、世界中で日本の売上だけが不振だから、対応策として発売したのでしょうか。 ブレスレットやペンダントには、ティファニーの名前を刻んだものがあるし、”Cartier”と 刻印されたリングも販売されていることだし。
でも、こんな荒業が出来るのもやはり人気のティファニーならでは。 対抗できるのは、ヴィトンのマーク入りの結婚指輪くらいでしょう。 国内では、かなり昔から”&”のマークのピンキー&ダイアンの結婚指輪(マリッジリング) があります。
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